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約半年ぶりの吉方位旅行は、55回目となります。
今回のメインターゲットは、岩手県花巻温泉郷 鉛温泉 藤三旅館です。
深い深い湯船に入りたかったのですが、ここ数年、北が吉方位とはならず、やっと念願が叶いました。
なお、東京から鉛温泉は、北北東になるかもしれませんので、ご自宅からみた方位をご確認ください。
そして、乗り鉄です。
1泊目:赤倉温泉 いづみ荘
トイレ洗面なしの和室
部屋は、トイレ洗面なしですが、清潔に整えられています。
リフォームも行われているため、古さはあまり感じません。
そして、隣室の物音は、ほとんど聞こえません。
廊下の音は聞こえてきますが、古い宿に特有のガタピシ音はありませんでした。
寒さ対策も十分なのか、夜間の冷え込みでも問題なく眠れました。
Wi-Fiなしですが、調光できる照明だったので、就寝時の明かり調整も可能です。
温泉は源泉かけ流し
温泉は、身体の芯から温まります。
最初に入ったときは、手指の先、足先の毛細血管が拡がっていくような感覚を覚えました。
真冬だったら、じんじんするような温泉、とでも言えば良いかもしれません。
入浴後は、身体がポカポカです。
家族風呂サイズで24時間入浴可 鍵をかけて貸し切りにできます。 |
約2時間後に、2度目に入浴すると、今度はごく普通です。
毛細血管の拡張を感じることはなく、むしろゆっくりと入っていられました。
源泉温度は、54.6℃と高めですが、加水、加温、その他いっさいの手を加えていない、源泉かけ流しです。
鮮度の良い温泉は、その効能も高いようです。
鮮度良し味良しの食事
赤倉温泉は山間にある温泉地なので、山菜などの山の幸に出会えるのかと考えていたのですが、全然違いました。
良い意味で、裏切られました。
まずは品数です。
食べ切れるかな?と不安になるくらいの数のお皿が並んでいます。
お刺身は大ぶりの海老、赤貝、ホタテが並び、鮮度抜群の美味しさです。
さらに、香箱がに、ホタルイカ、小ぶりな金目鯛の煮付けにタケノコが添えられています。
そして山形牛のすき焼きがたっぷり。
タイの蒸し物あんかけ 京都の料理屋さんのようです。 |
蒸し物、ハマグリ の吸い物など、旬の食材を取り入れた和食店のような品揃えです。
ご飯も美味しいのですが、少しだけにして、残さず食べることに集中しました。
お部屋にトイレ洗面がない宿では、食事が豪華なところがありますが、いづみ荘も、この分類に当てはまるようです。
朝食 緑茶がおいしい |
自販機なし
風呂上がりに缶ビールを飲みたい、という人は少なくないと思うのですが、いづみ荘には自販機がありません。
ビールは瓶ビールです。
ミネラルウォーターが飲みたい人は、自力で調達する必要があります。
なぜなら、いづみ荘では水道水しかありません。
水を飲みたい私にとって、ミネラルウォーターがないことが、本当に困りました。
水道水をもらって飲みましたが、水道水は水道水でした。
残念。
2泊目:鉛温泉 藤三旅館
今回の吉方位旅行のメインの目的地が、藤三旅館です。
名物の白猿の湯に入りたくて、北が吉方位となるまで待っていたのです。
が、しかし、行ってみてびっくりだったのは、チェックインしてすぐに入れるのが、白糸の湯というところだけ。
日帰り入浴を積極的に受け入れているためか、宿泊客だからといって、必ずしも優遇されるわけではないようです。
それぞれの風呂ごとに、細かく入浴可能時間が定められているので、自分の都合で出たり入ったりが難しい宿です。
白猿の湯
藤三旅館を有名にしたのが、白猿の湯。
深さ1.2mの湯船は、立って入る温泉として知られています。
そして、きっちり源泉かけ流しですが、源泉は3種類の混合です。
白猿の湯は、深さも影響しているとは思いますが、数分で額に汗がにじんでくる温泉です。
湯船から出て身体を冷まして、出たり入ったりを繰り返すのがおすすめ。
たった数分ですが、3回繰り返し入っただけで、入浴後はしっとりと汗をかきます。
時間が経つほどに、身体が温まっていることを実感できます。
女性専用時間:11:00~13:00、20:00~22:00、6:00~7:00
源泉種類:白猿の湯、桂の湯、下の湯
白糸の湯
源泉かけ流し、だけど循環させてるらしいお風呂です。
源泉かけ流しというのは、湯船から洗い場にお湯があふれ出しているから、かけ流しというらしいです。
白糸の湯に入った印象は、弱アルカリ性の温泉だね、という感じです。
正直なところ、温泉効果をあまり感じないというか。
1日目の赤倉温泉が、鮮度が良い温泉で、効能を実感できる温泉だったからかもしれませんが、温泉という点では期待はずれです。
ただし、お風呂からの眺めはすばらしく、ヴィジュアルが良い温泉だと思います。
女性専用時間:15:00~17:00、7:00~10:00
源泉種類:桂の湯、下の湯
銀の湯
通常は貸切湯として使用されています。
家族風呂サイズの源泉かけ流しです。
こじんまりしているので、1人だけならゆっくりできます。
女性専用時間:21:00~6:00
源泉種類:桂の湯、下の湯
桂の湯
露天風呂と内風呂があり、どちらも源泉かけ流しです。
露天風呂からの眺めがよく、温泉としても効果高そうです。
とくに内風呂は温度が高いためか、数分で額に汗がじんわりと出てきます。
足の毛細血管が広がる感じがあり、入浴後の温まりを実感できます。
藤三旅館の来歴を読むと、桂の湯と白猿の湯がそもそものはじまりのようなので、4カ所ある温泉のなかでも、白猿の湯と桂の湯は欠かせないと思います。
入浴後の効果も、この二つが高いと感じました。
女性専用時間:終日
源泉種類:桂の湯、下の湯
トイレ洗面なしの部屋
湯治部と旅館部に別れている藤三旅館。
今回は旅館部に宿泊しましたが、もともと湯治場だったこともあり、トイレ洗面は共同です。
この階段正面にもトイレ洗面があります。 |
部屋によってはトイレ洗面が付いているらしいですが、今まで泊まったトイレ洗面別の宿の中では、最上級です。
広い廊下に、広々としたトイレ洗面が点在していました。
部屋は清潔ですが、外部の音が、若干聞こえてきます。
また、ガスヒーターを使用しているためか、このヒーターの音がします。
ガタガタとうるさいわけではありませんから、気にはなりませんが。
Wi-Fiがあり、スピードも問題ありませんでした。
食事は型どおり
食事は、見た目はそれなり、型どおりのラインナップです。
記憶に残るような料理、味はなく、まあこんなもんか、という感じです。
ご飯は柔らかめ、漬物は塩辛いです。
残念だったのは、給仕してくれる方々がマスクをしていなかったこと。
そして声が大きかったことです。
私の場合、コロナ以前からになりますが、声の大きな人からは唾が飛んでいる、と考えているので、飲食を提供する人には絶対マスクをしてほしい派です。
まだまだ飲食店では、提供する側はマスクが常識なので、藤三旅館のノーマスク対応にはおどろきました。
それだけで食欲減退、そして印象悪し、です。
なので、藤三旅館の食事について、私のコメントは参考にならない、という前提でお読みください。
朝食 |
藤三旅館 |
3泊目:土湯温泉 ニュー扇屋
土湯温泉は2度目です。
5年前に来たときに、土湯温泉は源泉がたくさんあることを知ったのですが、そのなかでも入ってみたい自家源泉を持っていたのが、土湯温泉 自噴泉の宿 ニュー扇屋なのです。
というわけで、こちらも念願を叶えたことになります。
源泉温度高めの自家源泉
ニュー扇屋の自家源泉は、宿のフロントカウンターのすぐ裏、地下13メートルのところにあるそうです。
左手がフロントカウンター |
こけしコレクションがあります。 |
この自家源泉は、炭酸水素塩泉で、68℃と高温です。
そのためか、単純泉の土湯温泉を混合し、温度を調節しています。
しかし、土湯温泉も源泉温度が50℃以上と高温のため、加水せずに冷ましてから給湯しているようです。
とはいえ、全体に熱めなので、足湯や半身浴に向いた温泉と言えるかもしれません。
自家源泉の濃度が高いのは、3階にある家族風呂の「月下老」と「寶(たから)の湯」です。
月下老 |
寶の湯 |
そのため、とても高温で、水道水を加えて温度を下げるか、草津温泉のように温泉を攪拌して温度を下げるか、どちらかの選択が必要です。
源泉かけ流しの温泉に入ることを目指している者としては、当然の草津温泉方式ですが、ちょっと攪拌したくらいでは温度が劇的に下がるわけもなく、足をつけるのがやっとでした。
長湯したいなら水で薄めるしかありません。
混合泉の華翔・彩雲などは、適温ですが、せっかくの自家源泉が生かされていないようにも感じます。
華翔 |
そんななか気に入ったのが、山の湯です。
半身浴で、ゆっくりと温まることができます。
30分くらい、出たり入ったりしました。
空いていれば貸切湯にできる
自家源泉濃いめの「月下老」と「寶(たから)の湯」、山の湯は、宿泊者限定で、いつでも貸切湯にできます。
ニュー扇屋は、家族風呂サイズの源泉かけ流しの風呂がいくつもありますが、それほど大きくないので、できれば貸し切りで楽しみたいものです。
高級ホテル並みの和室
案内された部屋に入ると、トイレ洗面はもちろん、冷蔵庫に茶器やコップが整えられたコーナーが見えます。
まるで、スタイリッシュな高級ホテルのようです。
そして、2日間のトイレ洗面別の宿に、ストレスを感じていたことを実感しました。
源泉かけ流しで、泉質もよい宿を目指すと避けられないのですが、2日続けては、やはり難しいのかも。
さて、和室は14畳と広々です。
宿の都合で、アップグレードしていただいたようです。
感謝!
さて、ここもガスヒーターで部屋を暖めているようですが、藤三旅館とは違い、まったく音がしません。
清潔で快適な部屋なので、リラックスできました。
そして、夜中に目を覚ますことなく、熟睡できました。
宿はWi-Fi完備ですが、2つが案内されています。
なぜか、どちらかがつながらなくなるので、両方を設定しておくと不便を感じません。
美味しい楽しい食事
夕食は、部屋食です。
宿自慢の自家製半熟燻製たまご |
ふきのとうやワカサギの天ぷら |
エゴマ豚フィレ肉ペルシャード |
柿・黒豆・チーズの三色寄せ とても美味しい |
自慢の特製プリン ゆず味 |
ニュー扇屋の温泉たまご、ニュー扇屋のプリンと、宿の名物が登場します。
さらに、フキノトウの天ぷら、ウドなど、山菜が少しずつ登場します。
実は、山形県や岩手県でも、山菜料理が登場するかと期待していたのですが、まったく登場せず、がっかりだったのです。
みれば、春が早くてフキノトウは伸び放題。
地元の人にとっては、育ちすぎなのかもしれません。
もしかすると、土湯温泉の方が寒いのかも。
洋食メニューもあり、楽しい食事内容です。
朝食 |
左が蕗味噌 |
朝食には、宿自慢の温泉たまごが並びます。
海苔が大きく、包んで食べるサイズ。
海苔に巻き巻きして食べたい派なので、すごくうれしいサイズです。
また、蕗味噌もラインナップされていて、美味しい朝食をいただきました。
フロントスペースには、モーニングコーヒーが準備されており、至れり尽くせりでした。
型どおりでありながらも、記憶に残る食事を目指しているように感じました。
ペット可の宿
ニュー扇屋は、大型犬もOKの宿でした。
行ってはじめて知りました。
道理で館内にペット写真が多いわけです。
ちなみに、どなたかペット同伴のお客様がいたらしく、何度か犬の声を聞きましたが、「犬が散歩してる?」くらいの声の大きさです。
関連施設
ニュー扇屋は、旅館としてだけでなく、カフェやお酒のショップなど、関連施設にも力を入れているようです。
宿自慢の温泉たまごやプリンなど、宿泊しなくてもカフェでいただくことができます。
カフェ おみやげも買えます。 |
ドッグカフェ 足湯もあります。 |
お酒の販売も |
ドッグカフェ |
ドッグカートもありました。 |
乗り鉄の旅
陸羽東線
今回は新幹線をできるだけ使わずに、ローカル線を利用する工程を選んでみました。
赤倉温泉には、古川まで新幹線を使い、陸羽東線を西に向かうのが最短ルートだと思うのですが、今回は、新幹線で山形まで行き、そこからはローカル線を利用しました。
そして、新庄から東に、陸羽東線を利用しました。
赤倉温泉からは、古川まで東進しましたので、陸羽東線をほぼ全線乗ったことになります。
この陸羽東線は、駅名に「温泉」とつく駅が多く、温泉めぐりができます。
ただし、Suicaは使えません。
チケットレスで新幹線に乗車する人が増えていると思いますが、わたしの場合、山形駅でローカル線に乗り換えたときに、Suicaでタッチしたきりで、新庄駅での乗り換え時にタッチせず、結局のところ、翌日の古川駅で運賃の精算をしました。
陸羽東線では珍しいことではないようで、赤倉温泉で下車するときに証明書を発行してくれました。
翌日は、乗車するときに番号の入った乗車券を車内で取っていけば、乗った駅がわかります。
古川駅で清算するときも、駅員さんの対応は慣れた様子でした。
花巻駅前には クラフトビールとベーグルのカフェがあります。 |
鉛温泉から土湯温泉へ
岩手県から、一気に福島県へ移動するには新幹線を利用するのが最速です。
しかし今回は乗り鉄の旅。
鉛温泉の藤三旅館からは、朝1便のシャトルバスが出ていますが、電車の時間に間に合いそうもないので、来るときに乗ってきたバスを利用します。
以下、鉛温泉から土湯温泉までのルートになります。
とはいえ、宿に15時までに入ろうとすると、一部を新幹線にせざるを得ず・・。
鉛温泉からバスで花巻駅へ(760円 Suica利用可)
花巻駅から一ノ関駅へ(990円 Suica)
高速バスで一ノ関駅前から仙台駅前へ(1600円 現金)
新幹線で仙台駅から福島駅へ(3210円 チケットレス)
福島駅前から土湯温泉へ(860円 現金)
土湯温泉 |
【方徳】北を吉方でとると・・・
北は一白水星の定位
北は一白水星の定位です。
一白水星は水であり、形を選ばずに隅々まで行き渡ることから、相手に合わせる柔軟性を示します。
また、津波のような破壊力やエネルギーも持っているため、大きく変化する性質も表しています。
しかし、北なので困難や悩み、困難なども表しています。
北を吉方でとると、次のような方徳があると考えられています。
- 新規の仕事や事業がはじまる
- 取引が小から大へと変わる
- 良い人との交友関係が広がり、悪い人との関係が自然消滅する
- 血液循環が良くなる
- 若返る
- 良縁が来る
【方徳】北の八白土星を吉方でとると・・・
55回も吉方位旅行をしているのに、北の八白土星に行けたのは、今回で2回目です。
八白土星を北の吉方位にとったとき、次のような方徳が期待できるようです。
- これまでの交友関係が良い方に変わる
- 悪縁が切られ、良縁がはじまる
- 運気がアップし、実力以上の仕事ができる
- サイドビジネスで本業以上の利益をあげられる
- 良い土地や家屋に恵まれる
吉方位旅行から帰ってきて、すぐに部屋のレイアウトを変えました。
本当に、突然ですが、変えたいと思ったのです。
八白土星は変化変動の星といわれているので、まずは、良い部屋、良い環境づくりをせよ、ということなのかもしれません。
また4月は、5倍の吉運が期待できるようなので、すごく楽しみです。
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