前から行きたかった、北温泉旅館に行ってきました。
屋根の上に北温泉の文字が |
『テルマエ・ロマエ』では、主人公・真美の実家として知られている温泉です。
江戸・明治・昭和と、建物がつくられているということで、「古びた」という言葉がピッタリの温泉宿です。
鉄の匂いがする源泉かけ流し
北温泉旅館の源泉は、鉄分多めの単純泉です。
源泉名は「芽の湯」とあるので、玄関をはいって左側の女湯と同じ名前です。
源泉温度は52.4℃、自然湧出で毎分38.2リットルです。
下り坂をしばらく歩くと北温泉旅館が見えてきます |
玄関正面 |
玄関の左側 江戸時代の名残の足洗い場があります |
玄関の右側に帳場 |
芽の湯(女湯)は、江戸時代の様式のままなのか、とてもおもしろい形です。
芽の湯 |
当然のことならが、源泉かけ流し。
湯船は写真の左側で、窓から外をみるように、足を伸ばして並ぶような作りです。
右側にあるのは、洗い場用の温泉らしく、細長い桶のような形で、ここにも温泉がながれています。
石鹸やシャンプーを使うことができますが、シャワーはありません。
湯おけで、自分でお湯をかけるというスタイルなのです。
ある意味、贅沢な温泉の使い方なのですが、シャンプーには適さないかと・・・。
露店風呂 |
露天風呂からは渓流がみえます |
露天風呂は、玄関の右側奥にあり、温度はほど良い感じですが、鉄の匂いは感じません。
源泉を、露天風呂に循環させているのかと思われます。
そういう意味では、鮮度の良い源泉かけ流しとは言えず。
この露天風呂は、景観を楽しむための風呂といえそうです。
温泉プールの手前にある風呂 けっこう深いので注意 |
温泉プール |
プール脇の休憩場所 |
本当の意味で、源泉かけ流しを味わいたいのであれば、玄関左側の内風呂がオススメです。
鉄分多いので、身体が温まりやすく、子宝の湯といわれているようです。
本来は湯治宿ですが、食事付きでも宿泊可能です。
日帰り湯は700円です。
この看板から坂を下り続けて400メートル先が北温泉旅館 |
駒止の滝
北温泉旅館は、駒止の滝の近くにあります。
駒止の滝とは、余笹川にある滝で、幅約2m、高さ20mという滝です。
温泉成分が川に流れ込んでいるためか、エメラルドグリーンの滝壺が、遠目にも目立ちます。
2011年につくられた観瀑台 |
駒止の滝 |
紅葉も美しい場所のようですが、滝の美しさを楽しみたいなら、新緑の季節がよいかもしれません。
しかし、冬季は閉鎖されているようです。
アクセス:JR那須塩原駅・黒磯駅から、東野バスで、北温泉入口で下車し、徒歩20分ほど。
<関連の投稿>
コメント