【北東に吉方位旅行】三陸鉄道リアス線で行く浄土ヶ浜と青の洞窟

ちょうど50回目となる吉方位旅行は、東日本大震災の被災地巡りとなりました。

最終目的地は、宮古市の浄土ヶ浜。

本州最東端の、風光明媚な場所です。


そして、三陸鉄道リアス線、大船渡線など、太平洋岸を走る路線に乗ること。

乗ってわかったのは、被災地の傷は、まだまだ深いということでした。





三泊四日のルートは?

今回は、東京との往復は新幹線(事前予約で半額料金です)ですが、南の気仙沼から宮古まで、ローカル線で北上しています。

1日目

新幹線で、東京駅から一ノ関駅へ行き、大船渡線に乗り換え、一ノ関駅から気仙沼駅へ。

そして、気仙沼駅から南気仙沼駅まで向かいます。


2日目

2日目は、南気仙沼駅から気仙沼駅、そして大船渡線の気仙沼駅から盛駅に乗車し、三陸鉄道リアス線盛駅から釜石駅まで移動しました。

しかし、気仙沼から盛駅まではBRT、つまりバス移動です。

津波被害のあったエリアでは、線路が流出したため、線路のあった場所を専用道路としてバスが運行しています。

気仙沼線のBRT

盛駅まで行けば、三陸鉄道に乗ることができますが、そこからは津波被害を目の当たりにすることになります。




3日目

三陸鉄道リアス線で、釜石駅から宮古駅へ。

クラシックな車両に乗ることができました。



やはり、気分があがります。

釜石駅から宮古駅は、2019年に運転再開。

クウェート王国が援助して新造した車両もあるそうです。

4日目

宮古駅から盛岡まで高速バスで移動し、盛岡駅から新幹線で戻ってきました。

盛岡市内はバスで移動し、岩手銀行赤レンガ館、そして盛岡冷麺のいただいて、帰京しました。


辰野金吾が設計



1日目:気仙沼到着後、腹ごしらえにあさひ鮨へ

南気仙沼駅(といってもバス停)に到着して、しばしボーゼン。

よく見れば、お店もあって、車も走っているのですが、バスを降りた直後は、あまりになにもなくって、どこ行けばよいのか、と考えてしまいました。

普通は駅前には何かしらあって、人に話も聞けるのですが、なにもない。

気を取り直して、駅から徒歩圏内にあるホテルに荷物を預け、周辺の観光案内地図をもらいました。

気仙沼駅にも立ち寄りましたが、地図らしい地図はなく、先行き不安だったのですが、ホテルには地図がありました。

そして、ホテルで勧められた「あさひ鮨」へ。


気仙沼本店は、フカヒレ寿司を考案した寿司店です。

ランチで立ち寄りましたが、考案したご主人が、その時の話を詳しく語ってくださいました。



いままで、何度かフカヒレ寿司をいただきましたが、やはり本家は違います。

抜群に美味しい!

ご主人によると、フカヒレの卸商さんが下ごしらえ(もどすところまで)をしてくれるので、お店では、フカヒレに味付けするだけなのだそうです。

鮑の肝を寄せた先付け

ふかひれ餡がかかった茶碗蒸し

「あさひ鮨」でいただいたのは、ふかひれ物語というセットメニューです。

これに、ふかひれの姿寿司、蒼天伝純米吟醸を1合です。

もう一度行きたい、おすすめのお寿司屋さんです。




三陸復興国立公園 岩井崎

「あさひ鮨」をあとにして、三陸復興国立公園 岩井崎へ。

気仙沼湾入り口の岬であり、江戸時代には、仙台藩主に献上していた塩をつくる塩田があったそうです。

そんなに広くはないのですが、吹き潮が有名です。






散歩の場所としては最適ですが、岩井崎の周囲は、高い防潮堤に囲まれていて、かつての面影はないのだそうです。





気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 (旧気仙沼向洋高校)

岩井崎から徒歩15分ほどで、気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 (旧気仙沼向洋高校)です。

津波被害にあった高校の校舎が、震災遺構として残されています。

当時の様子を完全に再現しているわけではありませんが、生々しさに驚きを隠せません。







一泊目:気仙沼 ホテル 一景閣

南気仙沼駅から、徒歩10分もかからない場所にあるのが、「気仙沼 ホテル 一景閣」です。

大正時代に開業した宿であり、その当時の写真をみると、周囲は海に囲まれた観光地のような場所だったようです。

部屋は、シモンズベッドがドンと存在感がある、いわゆるビジネスホテル。



上下左右の部屋は空いていたのかもしれませんが、音はほとんどしません。

空気清浄機と扇風機があって、エアコンだと温度調節が難しい時期でもOKだと思います。


お風呂は、家族風呂サイズです。

人工ラジウム泉で、天照温泉と称しています。

疲労をとってくれる温泉で、実際、歩き疲れた足は、このお風呂に入っただけで回復しています。

喫茶室

夕食は、七色丼という丼を自分で作るというものです。

夕食は糖質を取らないようにしている人には、ちょっと辛いメニュー。

炊きたてご飯が美味しいのですが、ちょっと少ないかも。

追加料理をオーダーすることはできないようなので、写真をみて足りないと思われる方は、食料を準備してください。




食べすぎないでセーブできる食事です。

朝食は、生卵があったら良かったかな。




2日目:釜石へ

2日目は、最初に書いたとおり、釜石駅へ向かいました。

しかし、この選択は、失敗でした。

釜石は、観光目的に宿泊する場所ではありません、残念ながら。

企業城下町なので、さして見るべきところがありません。

三陸鉄道の駅名が、イオンタウン釜石なんですよ。

これにすべてが現れています。



むしろ、大船渡あたりでゆっくりしたほうが良かったと、後悔しました。

そもそもは、浄土ヶ浜に2泊したかったのですが、宿が取れず断念したのです。

2日目は、仕方なく、イオンタウンで時間をつぶすことになります。


二泊目:陸中海岸グランドホテル

というわけで、釜石の印象が最悪なところにきて、「陸中海岸グランドホテル」がこれまた印象が悪い宿なのです。

清掃は行き届き、清潔ではあるのですが、建物が古いからなのか、水回りの音がすごく大きいのです。

上の部屋で、洗面を使うと、その音が聞こえるらしく、使う回数を減らしたほうが良いのかな、と思ってしまったぐらいです。

畳は、これでもか、というほどに毛羽立っています。
そして、本物の畳でもありません。

これが騒音のもと



そして、汗を流した大浴場のお湯は、消毒薬が強いのか、入浴後、身体中に痒みが・・・。

普通は、何度か利用する大浴場ですが、1回だけでやめてしまいました。

湯上がりに、シャワーで身体を流せば大丈夫なのかもしれませんけど。

そして、部屋のお風呂は、周囲の迷惑になりそうな騒音が怖くて、使えませんでした。

大浴場

朝日が美しいのが救い

夕食は、あまりに簡素で、これまたびっくりです。



わかめと小さいエビ1尾だけの茶碗蒸し

これに、ご飯と香の物だけ、です。

予約するときに、和定食とだけあり、メニュー内容がくわしく書かれていなかったのですが、あっけにとられるほどに簡素。

鯖の味噌煮は美味しいのですが、これで、1万円以上の宿泊料。

しかも、釜石市の援助があるらしく、インフレ価格設定なのかな?と勘ぐりたくなりました。





3日目:浄土ヶ浜へ

三陸鉄道リアス線の、クラシックな車両に乗り込んで、宮古へ移動。

そして、念願の浄土ヶ浜です。

ホテルに荷物を預け、さっそく、青の洞窟へ。

遊覧船です。


遊覧船で青の洞窟へ

かつては、島巡りの遊覧船(40分くらい)があったそうなのですが、今は、青の洞窟をめぐるものだけで、20分、1500円の遊覧です。

我が物顔のウミネコが、まるで船頭のようです。

遊覧船は、浄土ヶ浜の内湾を巡ってくれるので、船から浄土ヶ浜を見ることができます。





青の洞窟の入り口


青の洞窟は、光の加減と、海水の温度で青く見えるそうです。

東側に面して口が開いているので、午前中のほうが、より青く見えるのだとか。

この写真は、11時半ごろのものです。




遊覧船に乗船するときは、進行方向左側が良いようです。


この青の洞窟は、八戸に続いているとされ、「八戸穴」と呼ばれています。

遊覧船は、冬季休業なので、青の洞窟がみたければ、3月から11月までとなります。





浄土ヶ浜

浄土ヶ浜は、国の名勝に指定され、三陸復興国立公園に属しています。

また、三陸を代表する景勝地でもあります。

白砂青松の浜が続くので、天気が良ければ、すばらしい写真がとれると思います。







本州最東端でもあり、浄土ヶ浜から上る日の出が美しいのだとか。

残念ながら、翌日は曇天で、朝日を見ることができませんでしたが、さぞかし美しいだろうと想います。

浄土ヶ浜へは、遊覧船乗り場から500メートルほどです。

遊覧船乗り場と浄土ヶ浜をつなぐ散歩道

遊覧船乗り場とビジターセンターをつなぐ散歩道

御殿場展望台からみた浄土ヶ浜

第一駐車場から

浄土ヶ浜周辺は、どこからみても、写真にとりたくなる場所です。

やっぱり2泊したかったな~。



この御殿場展望台の下が、青の洞窟です。

浄土ヶ浜の観光の拠点は、ホテル、ビジターセンター、レストハウス、マリンハウスの4ヶ所のようです。


ビン丼定食

ひととおり、浄土ヶ浜を楽しんだあとはランチです。

浄土ヶ浜レストハウスにはいり、注文したのが、ビン丼定食です。

下の写真の中央に、瓶にはいった丼の具があります。

これを、ご飯の上に乗っけていただくのが、ビン丼定食。


マスとウニ、そしてめかぶが入っていました。

それにしても、なぜ、白い飯をたっぷりと食べさせようとするんだろう、糖質オフしてるのに・・・。


この丼の具材を瓶に詰めたものは、土産物としても人気があるらしく、宮古はもちろん、盛岡駅でも販売していました。

レストハウス


三泊目:浄土ヶ浜パークホテル

古くからある観光ホテルですが、客室などを全面的に改装したラグジュアリーホテルです。

ここに2泊したかったのですが、全然予約できず、仕方なく一泊で我慢です。

チャンスがあれば、もう一度泊まりたいホテルです。


浄土ヶ浜を一望




共有スペースも贅沢


御台場展望台からみた浄土ヶ浜パークホテル

広々した客室

クローゼットも広い

洗面の両側にトイレと浴室が振り分けられています

部屋からは松林が見えます

浄土ヶ浜パークホテルでは、宮古市の観光協会が独自に行なっている割引サービスがあり、3000円引きの宿泊料金となったうえに、さらに1000円券がつかえました。

コロナ禍とはいえ、旅行客にはうれしいものです。

また、全宿泊者対象ではないようなのですが、たまたま、無料でドリンクと軽食が楽しめるサービスも拝受。

お風呂のまえに、シャンパンを1杯いただきました。



大浴場は、広々と清潔で、乱れがありません。

さすが高級ホテルです。


食事は、マスクと使い捨て手袋で武装したビュッフェです。

さすがに魚には飽きてきたので、岩手が誇る短角牛をいただきました。

ビュッフェの一角に、短角牛のシチューがありますが、お肉ゴロゴロです。

これに、フレッシュなレタスときゅうりのサラダ、そしてフルーツの食事です。


にんにくはサラダと一緒でも良し、パンと一緒も美味しい

別オーダーの短角牛のステーキ

朝食は、南部地鶏の卵で統一。

生卵、温泉卵、だし巻き卵を取り揃えてみました。


朝食では、地元の牛乳が美味しかった記憶があります。

コーヒーにまぜてカフェオレも良いですが、牛乳だけで飲むと、美味しさがよくわかります。


何度もかきますが、このホテルから、浄土ヶ浜にのぼる朝日をみてみたいです。





【方徳】北東を吉方でとると・・・

北東は八白土星の定位

北東は八白土星の定位です。

その北東の方徳は、次のようなものになります。
  • すべてにおいて良い変化がある
  • 人の世話をして喜ばれ、利益を得る
  • 不動産で利益を得る
  • 貯蓄が増える
  • 財産が増える
  • 行き詰まりが打開される
  • 親戚から援助を受ける
  • 家庭が円満になる


【方徳】北東の九紫火星を吉方でとると

九紫火星は太陽、火であり、明るく照らされるという意味があります。

新しいアイデアを得たり、良い変化が起こりやすくなると言われています。
  • 対人関係が良い方に一新される
  • 悪い人とのつながりは一掃され、自分にとって有益な人との交際がスタート
  • 新しいアイデアやプランが思い浮かび、実行すると成功する
  • 周囲から認められ、地位と収入がアップする
  • 親戚や知人の紹介で良縁に恵まれる
という効果が期待できるようです。


ちなみに、今回の三泊四日の旅行では、合計48,273歩歩きました。

1キロは1500歩くらいなので、約32キロ歩いたことになります。

足が痛いはずだわ。

さて、次はどこに行きましょうか。


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