【北西に吉方位旅行】只見線で源泉かけ流し温泉巡り 宮下温泉・早戸温泉・玉梨温泉・大黒湯・さゆりの湯

53回目の吉方位旅行。

そして引っ越してから、はじめての吉方位旅行です。

なので、北西とは東京からの方位ではありません。

今回のエリアは、東京からは北の方位にあたりますので、ご注意ください。



只見線は、2011年に橋梁が崩落して以降、一部路線がバスで運行しているのですが、2022年10月に全線が復旧します。

今回はじめて只見線に乗って、復旧に10年以上かかった理由がわかりました。

まず、只見川の川幅が広く、そして深い。

橋を復旧するにしても、資材を運んで、新設するにはかなりの努力が必要だったはずです。

復旧に従事した皆様に感謝!しかありません。

早戸温泉

そして、只見線沿線には、福島県を代表する温泉、しかも源泉かけ流しがたくさんあります。

福島県内は、町の温泉施設でも源泉かけ流しの場所が多い、温泉大国なのです。

⇒ 福島の温泉

まずは旅の拠点となる会津若松駅へ。

そして、「新選組展2022」にまず行きました。

「新選組展2022」については、別のブログで書いておりますので、ご興味がある方にお読みいただければ、と思います。

⇒ 「新選組展2022」at 福島県立博物館


さて、温泉巡りです。

今回は、日帰り湯以外は、温泉=宿なので、温泉とともに宿の紹介をあわせて行います。



宮下温泉 ふるさと荘

一泊目は「宮下温泉 ふるさと荘」です。

吉方位旅行では、朝食・夕食付きで宿を予約しているのですが、今回は日程の都合なのか、よくわかりませんが、この日だけ朝食・夕食付きで予約できませんでした。

つまり、素泊まりです。

しかも、宿の周辺に飲食店はおろか、コンビニもなく、会津若松駅で食品を購入して宿泊です。

宮下温泉 ふるさと荘」は、行ってみて理解したのですが、そもそも日帰り湯中心の宿のようです。


室内は清潔です

一階部分は日帰り湯専用の休憩に使用していて、二階が宿泊用となっているみたいです。

温泉は、自噴泉で、しかもすぐ裏で湧出しているのだとか。

宮下温泉と宿名には書かれていますが、源泉名は「赤谷温泉」とあります。


その名の通り、赤く染まる、鉄分豊富な温泉のようです。

源泉温度は54.8℃、pH7.2、毎分64.2リットルという、源泉かけ流しの温泉です。


低張性中性高温泉で、ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩温泉です。

源泉温度が高くて、夏場は長く入っていることができないので、数分で出て回数で温泉を味わうことにしました。

肌触りは弱アルカリ性のスルッとした感じですが、さっぱりとした感触です。

ロビー

セルフサービス

窓からは只見川

自噴泉という、とても贅沢な温泉だと思います。




早戸温泉 つるの湯

二日目は、只見線のなかでも有名な「早戸温泉 つるの湯」へ。

霧幻峡と呼ばれる、只見川の川霧発生エリアにある温泉です。

霧幻峡の渡し周辺にうっすらと川霧が

早戸駅からつるの湯方面をみると

開湯1200年、白鶴が傷を癒やしたという伝説があるので、つるの湯という名称になっているようです。

宿泊もできますが、原則は素泊まりで自炊の湯治宿です。



日帰り湯は10:00から。

飲食も可能なのですが、火曜・水曜はお休みです。

次の電車まで時間があるので、3時間600円を支払いました。

そして、バスタオルを1100円で購入。

黄色い大判のバスタオルで、水分をよく吸収してくれます。


「早戸温泉 つるの湯」は、人気の温泉なので、朝から人が大勢やってきます。

ゆっくり入れるのはランチタイムかもしれません。

とにかく濁ってます

源泉名は、早戸温泉源泉となっていました。

源泉温度は52.9℃、pH7.0、毎分192.7リットルという豊富な温泉です。

もちろん源泉かけ流し。

源泉の温度調整のために、湯冷し槽というものを設けています。


泉質は、低張性中性高温泉で、ナトリウム-塩化物泉です。

鉄分も多いようで、湯船のふちが赤く染まっています。

また透明度が低いので、湯船に足を入れるときには注意が必要です。

3時間で3回入りました。

飲泉もできるのですが、飲泉所はないみたいです。

なので、飲泉するときにはフロントの方に確認してください。




玉梨温泉 恵比寿屋

「早戸温泉 つるの湯」をあとにして、二日目の宿「玉梨温泉 恵比寿屋」へ。

玉梨温泉 恵比寿屋」は、会津川口駅から、さらにバスで10分ほどの場所にあります。

が、宿からお迎えが来るのでご安心を。


多数のサインが出迎えてくれます

水木しげる先生の水彩画

玉梨温泉 恵比寿屋」では、玉梨温泉と八町温泉の2つの源泉が味わえます。

室内は清潔ですが空調には難あり

Wi-Fi完備でネット環境は快適です。
コンセントも多い。


玉梨温泉も八町温泉も、どちらも金山町の管理する源泉です。

町営の公衆浴場もあるので、宿泊しなくても温泉を利用することが可能です。

玉梨温泉

玉梨温泉は、源泉温度が45.9℃、pH6.4、毎分294リットルの温泉です。

少し濁っているのは、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉だから。

只見線沿線の温泉の特徴の一つかもしれません。

低張性中性高温泉に分類されています。

八町温泉

八町温泉は、源泉名は「亀の湯」。

シュワシュワと発泡する温泉です。

源泉温度41.8℃、pH6.1、湧出量は毎分68リットルです。

湯船に浸かると、すぐに身体のあちこちに細かな泡がついてきます。



会津の味が並びます

夕食は、どれも美味しいのひとこと。

馬刺しだけはオプションですが、会津の味が堪能できます。

ニシン山椒


イナゴの佃煮が添えられています


オプションで一人前1100円の馬刺し



野菜の下に鶏もも肉が隠れています



夕食は、前日の昼食以来のちゃんとした食事でした。

山奥で素泊まりはつらい・・・。

翌朝の朝食も、豊かなメニューです。


温泉粥

とろろで食べる湯豆腐がおいしい

玉梨温泉 恵比寿屋」は、只見川の支流の野尻川に面していますが、この野尻川を掘るとシュワシュワの温泉が出てくるようです。

アトラクションとして楽しめると思います。




天然炭酸温泉 「せせらぎ荘」

玉梨温泉 恵比寿屋」から徒歩数分、橋をわたると、金山町温泉保養施設の「せせらぎ荘」があります。

温泉雑誌や、テレビ番組などでよく知られている天然の炭酸温泉を味わえる日帰り温泉施設です。

今回の吉方位旅行の目玉であり、最も行きたかった温泉です。





源泉名は「大黒湯」。

源泉温度は36.8℃とありますが、昨今は温度が上昇しているようです。

この日の源泉温度は39.9℃でした。

pH6.4、毎分61.5リットルの湧出量です。

鉄分が多い炭酸温泉のようで、鉄の匂いがぷんとします。

掲示には炭酸水素塩泉と書いてありますが、正しくは含二酸化炭素-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩温泉で、低張性中性温泉です。


そして、夏場の冷房で冷えた身体が、大黒湯に浸かったことで、一気に解消しました。

すごい!

冷え性には抜群の効果があるようです。

湯温も40℃以下と低いので、ゆっくりと長湯ができます。


そして、炭酸がシュワシュワと身体にまとわりつきます。

八町温泉の気泡とはまったくの別物で、とにかく細かい。

そして、1分もしないうちに全身が細かい泡につつまれます。

湯船の水面をよくみると、細かい気泡が空気に触れてパチパチとはじけている様子がみてとれます。



飲泉所があり、飲泉できますが、鉄分が含まれているため、かなり生臭い感じです。

たくさん飲めない温泉というか・・・。

休憩所

「せせらぎ荘」では食事もできますが、第二木曜はお休みです。

食事を期待すると裏切られるかも。

「せせらぎ荘」は500円で入ることができます。

時間は無制限なので、何度も大黒湯に浸かって、ゆっくり過ごすことができます。

人の出入りもそんなに多くありません。

タオル類は持ち込みのようなので、持参をおすすめします。

わたしは早戸温泉で購入したバスタオルでしのぎました。




只見線から磐越西線へ

今回の吉方位旅行は、只見線沿線の源泉かけ流しの温泉巡りなのですが、三泊四日が基本なので、三日目は只見線の会津川口駅から、磐越西線の野沢駅へ移動です。

「せせらぎ荘」をあとにして、約4時間の鉄道の旅。




磐越西線は、大雨で喜多方駅近くの橋梁が崩れてしまったため、喜多方駅から野沢駅までは代替バスになります。

磐越西線では、只見線と同様に明治時代の橋梁がそのまま利用されています。

そのため、想定外の大雨には弱いのかもしれません。



阿賀川にかかる橋梁


西会津町 温泉健康保養センター ロータスイン

最後の源泉かけ流しは、「温泉健康保養センターロータスイン」です。

源泉名は「さゆりの湯」。

源泉温度53℃、pH8.0、毎分117リットルの湧出量です。

しょっぱい温泉として知られていて、海水とほぼ同じ濃度だそうです。

ナトリウム-塩化物強塩泉で、高張性弱アルカリ性高温泉で、只見線沿線の温泉とは明らかに異なります。


西会津町の公共施設でもあり、利用者は子どもから大人まで、とにかく多いです。

ゆっくり入れるのは、夜9時以降と、早朝ぐらい。

そして、源泉かけ流しを味わうなら、早朝がおすすめ。

午後は、塩素系消毒剤の匂いがするくらい、がっつり消毒されています。


お風呂の蛇口からも、源泉が流れ出るくらい豊富な湯量なのですが、利用者が多いと消毒も必要になるのかもしれません。

とにかくしょっぱい温泉なのですが、湯上り後はさっぱりとしています。

海水と同じ濃度とはいえ、ベタベタ感がありません。




客室は清潔ですが、コンセントが少ないので、複数人の場合は奪い合いになるかも。

フリーWi-Fiも完備とありますが、満足できる速度ではないので、使えません。

というか、つながりません。


食事は西会津町の食材

西会津町で有名なのが椎茸だそうで、食事には椎茸が使われています。

えご

生きくらげ

椎茸と青菜の白和え

ヤマメと水まんじゅう

椎茸かと思ったら天ぷらまんじゅうだった

車麩と野菜の炊合せ

馬刺し

西会津の栄川

豚の陶板焼き

野沢菜の混ぜご飯

ヨーグルトのムース

朝食メニュー





【方徳】北西を吉方でとると・・・

北西は六白金星の定位

北西は、そもそも六白金星の定位。

六白金星は「天」「太陽」を意味していて、完全無欠の存在です。

また六白金星は、鉱物や原石を意味しており、素朴で剛健、磨けば貴石になるという可能性を秘めています。

北西を吉方位でとると、次のような効果があるとされています。
  • 目上の人の引き立てがあります。
  • 新しい仕事が生まれます。
  • 独立精神が旺盛になります。
  • 実行力がつきます。
  • 勝負運が強くなります。
  • 投機的なことで成功します。
  • 博愛的な気持ちが生じます。
  • 信仰心が厚くなります。


【方徳】北西の六白金星を吉方でとると

北西の六白金星を吉方としたとき、次のような方徳があるとされます。
  • 心身が充実して活動的になります。
  • 実力のある後援者を得て、トップの座につきます。
  • 指導者やリーダーなど、人の上に立つような人物になれます。
  • 出世します。
  • 物質的にも恵まれ、株式や投機などで大きな利益を生みます。

後ろ盾がついて、金銭的にも良いということのようです。

なんだか、良さそうです。

引越し後初の吉方位旅行で、方徳にあやかりたいと思います。


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