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昨年から気になっていた「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」を読みました。
成功している人は、なぜ神社に行くのか? | ||||
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読みたいけど、この手の本に1500円(税別)は高いな~⤵
と思って、躊躇していたんです。
ところが、買って読んで、本当におもしろく、神社のことがよくわかる内容だったんです。
1500円の価値がある内容です!
神社や日本の神さまについて、これだけわかりゃすく、そして神社について詳しく書かれたものは、ほかには見当たらないと思います。百科事典的ではなく、神社というシステムの構造を解説し、その核心だけを伝えてくれているという点で、本当に参考になりました。
さすが科学者さんです。
厳島神社の鳥居 |
成功している人はなぜ神社に行くのか?
本書の冒頭に「天下を取った人はこの神社に行っていた」というタイトルの日本地図が見開きで収録されています。「全国主要天下取り神社」というサブタイトルがついていて、日本史上の天下人が「マイ神社」としていた神社がズラリと並んでいます。
龍宮神社(北海道小樽市)
ー麻生太郎 第92代総理大臣石塔山大山祇神社・荒覇吐神社(青森県五所川原市)
ー安倍晋三 第90、96~98代総理大臣
ー岡本太郎
磐神社(岩手県奥州市)
ー安倍晋三
日光東照宮/日光二荒山神社(栃木県日光市)
ー徳川家光 江戸幕府第3代将軍
三峯神社(埼玉県秩父市)
ー宮本武蔵
ー大山倍達
将門の首塚/神田明神(東京都千代田区)
ー岩崎弥太郎 三菱財閥創始者
ー三野村利左衛門 三井財閥中興の祖
江島神社(神奈川県藤沢市)
ー北条時政 初代執権
箱根神社(神奈川県足柄下郡)
ー源頼朝
ー吉田茂 第45、48~51代総理大臣
ー堤康次郎 西武グループ創始者
走水神社(神奈川県横須賀市)
ー小泉純一郎 第87~89代総理大臣
伊豆山神社(静岡県熱海市)
ー源頼朝
諏訪大社(長野県諏訪湖周辺)
ー武田信玄
ー徳川家康
熱田神宮(愛知県名古屋市)
ー源頼朝
ー足利尊氏
ー徳川家康
伊勢神宮(三重県伊勢市)
ー佐藤栄作 第61~63代総理大臣
竹生島神社(滋賀県長浜市)
ー豊臣秀吉
日吉大社(滋賀県大津市)
ー最澄
ー豊臣秀吉
ー徳川家康
春日大社(奈良県奈良市)
ー藤原氏
熊野三山(和歌山県)
ー白河上皇
金刀比羅神社/サムハラ神社奥の宮(岡山県津山市加茂町)
ー大平正芳 第68、69代総理大臣
厳島神社(広島県廿日市市)
ー平清盛
ー毛利元就
ー伊藤博文 初代総理大臣
五所神社/神明宮(高知県室戸市)
ー空海
宗像神社(福岡県宗像市)
ー神功皇后 八幡神の一柱
ー足利尊氏
ー出光佐三 出光興産創業者
香椎宮(福岡県福岡市)
ー神功皇后
ー足利尊氏
霧島神宮(鹿児島県霧島市)
ー坂本龍馬
玉陵(沖縄県那覇市)
ー尚真王 琉球王国第3代国王
箱根神社の鳥居 |
神社は祈りの集合体
著者の八木 龍平 氏は、神社に祀られている神さまにはそれぞれ神霊があり、そこに集い、祈り、願う人々のエネルギーが集積されていると説きます。神社に参拝することで、そのエネルギーを自分のなかに取り入れることができる、と。
そういう目で、先に紹介した「全国主要天下取り神社」を見直してみると、たとえば将門の首塚/神田明神は、日本を代表する財閥のトップが信心していることから、大きなビジネスを成功させたい人向けなのかな、と感じます。
また、源頼朝や徳川家康、足利尊氏など、政権の創始者は複数の神社に信心していたことがわかります。
いいかえれば、神社パワーを取り入れて政権を盤石にしていったと見ることもできるかもしれません。
気になるのは厳島神社です。
平清盛は失意のうちに病に倒れ、伊藤博文は暗殺されてしまいます。
二人とも、絶頂を味わいながらも志半ばで亡くなっているのです。
もしや厳島神社には、そういうパワーがあるのでは????
麻生太郎、安倍晋三と神社パワー
「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」では、徳川家康、豊臣秀吉、織田信長といった戦国時代の覇者たちと神社の関係を紐解いていますが、なかでも注目は、存命する歴代首相と神社の関係を解説していることです。幕府軍(会津藩)と和解した大久保利通の子孫・麻生太郎元総理大臣
本書によると、麻生太郎氏は、2008年8月9日に、旧会津藩士が多く移住した小樽市の龍宮神社に参拝しました。この龍宮神社は、榎本武揚が1869年に、移民の安寧を祈って建立した祠からスタートしています。
榎本武揚は幕府軍の総指揮官。
一方の麻生太郎氏は、明治政府の中心人物・大久保利通の子孫。
100年目の和解として、麻生氏自らが、龍宮神社参拝を希望したそうです。
くわしいことは写真付きで龍宮神社の公式サイトに掲載されていますので、そちらをご覧ください。
そして麻生太郎氏は、2008年9月24日に総理大臣に指名されました。
安倍晋三首相の復活を後押しした穢れた蝦夷の神・アラハバキ
安倍晋三首相は、自らのルーツを東北・蝦夷の安倍氏と信じており、その蝦夷の神さま・アラハバキを信仰しています。アラハバキは『東日流外三郡誌』に記載のある神で、大和朝廷に虐げられた人々の神だとされています。
ただし、一般に『東日流外三郡誌』は偽書であると考えられています。
このアラハバキが大和朝廷に虐げられた者たちの神であることから、安倍晋三首相の奇跡的な復活もうなづける、と著者の八木 龍平 氏は書いています。
神さまのパワー(ご神徳)は「挫折」と「後悔」から生まれると考える著者の思想が、麻生太郎・安倍晋三両氏と神社の関係の解説に、深く関わっているようです。
神社との正しい付き合い方とは?
神さまとコミュニケーションできる、交流できるとされる神社との付き合い方が、本書にはくわしく紹介されています。そして、自分の願いや祈りの規模にあった神社を選ぶことも大切だと。
国家レベルの祈りや願いなら、それに適した社格の神社に行くべきであり、個人的な、ささやかな願いであれば、近所の小さな神社で十分なのだそうです。
むしろ住居に近い神社には頻繁にお参りし、願い事や愚痴を聞いてもらうほうが重要なようです。
願い事別のおすすめ神社とは?
マネジメントや統治・奉仕するエネルギーには、厳島神社・江島神社・竹生島神社。出世・成り上がるエネルギーには、東京港区の愛宕神社・静岡県の秋葉神社。
クリエイティブ・コミュニケーションには、芸術・芸能系の神さま。弁天様や龍神を祀る神社がおすすめです。奈良県の天河神社は有名です。
ほかに、愛知県蒲郡の竹島にある八百富神社・伊豆半島の石室神社・京都の貴船神社・箱根の九頭竜神社も。
先見性やインスピレーションには、三峯神社・榛名神社・戸隠神社・京都の愛宕神社。修験道と関係が深い神社です。
ほかには、箱根の箱根元宮・鹿島神宮や香取神宮の要石など。
霊的覚醒には、石川県白山市の白山比咩神社・福岡県宗像市の宗像大社にある高宮祭場・出雲大社・島根県松江市の熊野大社など。
宇宙との一体化や意識の拡大には、伊勢神宮・大分県の宇佐神宮・奈良県の大神神社。
宇宙の中心とつながる大阪市のサムハラ神社。
吉方位旅行では、できるだけパワースポット巡りをしたり、神社にお参りしているわたしにとって、とても参考になる本でした。
人生をデトックスするにも、神社の神聖な空気を取り入れると良いように感じています。
おすすめの本です☆
那須神社の鳥居 |
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